実は今、カリフォルニア州・サンディエゴに来ています。
 今回は、ヘルシーフードでは世界最先端と言えるカリフォルニアで開催されるヴィーガンフェスタの視察が目的で来ています。
 その前に、ちょっと足を伸ばして、今回、初めてサンディエゴを訪れてみました。
 これまで訪れたカリフォルニアの街とは、また、一味違った雰囲気の街で、真っ青な海と空の色に毎日癒されています。
 また、今回のカリフォルニアレポートをお届けしますね。
 さて、今日は、秋の旬の果物、「柿」の素晴らしさについてご紹介しますね。
柿が赤くなれば医者が青くなる
この言葉、ご存知ですか?
 柿に含まれるβ(ベータ)クリプトキサンチン。
 これは、生活習慣病に予防効果のある成分で、動脈硬化、脳機能障害、骨粗しょう症の予防などが期待できます。
 さらに、柿には、ビタミンCはもちろん、お腹の調子を整える食物繊維、高血圧予防のカリウムも豊富に含まれています。
 【柿の効能】
 ・「体の錆」を抑制し老化防止
 ・ウイルスに強く抵抗するためインフルエンザ予防
 ・塩分を尿として排泄するためむくみ防止
 ・ビタミンCとβ-カロテンのダブルの効能でがん予防
 ・皮膚のターンオーバを促進させて美肌作り
 ・血液サラサラ効果で血圧の安定から高血圧予防まで
 ・タンニンの働きで口臭予防と改善
 ・ペクチンのコレステロール吸収でダイエット効果
 ・免疫機能アップで感染予防
 などなど、こんなに効能があると、医者が青くなるのも納得です(笑)
二日酔い予防にも柿?!
平安時代の医学書には『柿は酒の熱毒を解く』と書かれているそうです。
 理由のひとつは、渋みの元にもなっているタンニン系ポリフェノールの「シブオール」。
 渋みのない甘柿にも、きちんと含まれていて、アルコールの吸収を阻害し、ビタミンCとの相乗効果でアルコールの分解・排出を促進する働きが期待されています。
 さらに、
 アルコールデヒドロゲーゼという酵素も含まれていて、これがアルコール分解を助けます。
 さらに、さらに、
 カリウムによる利尿作用も加わり、柿のさまざまな栄養素が、二日酔いの緩和に効果を発揮するというワケです。
柿を食べながら飲むとアルコール濃度半分に
今回、柿について色々と調べていたら、面白い記事を見つけました。
 「あさイチ」の記事です。
 ―――――――
 あさイチは、独自に実験しました。
 日本酒1合を、
 『柿を食べずに飲む』
 『飲む30分前に柿を食べる』
 『飲んだ後に食べる』
 『飲みながら食べる』
 というケースで、飲酒1時間後に吐く息に含まれるアルコールの濃度を測りました。
 結果は、
 日本酒を飲む前に柿を食べると、食べないで飲んだ時に比べて、アルコール濃度は約36%減。
 飲んだ後で食べると約33%減。
 日本酒を飲みながら食べると約47%減、と驚くべき効果だった。
 ―――――――
 すごい結果ですね!!
 味覚の秋は、食欲の秋でもあります。
 美味しいおつまみにお酒もついつい進む季節。
 もし、周りの方でお酒好きがいらしたら、ぜひ、柿の効果を活用してみてはいかがでしょうか?
柿の食べ方
■そのままいただく。
 ■スムージーにする。
 青菜を加えるとより一層健康効果がアップ!
 ■サラダに入れる。
 意外かもしれませんが、サラダに入れると
 とっても美味しいですよ。
 ■チーズのカプレーゼ風に。
 チーズとの相性もバッチリです!
 ■ケーキやプディングに。
 【簡単レシピ】
 ~~柿と大根のサラダ~~
 <材料>
 柿・・・1個
 大根・・・10cm位
 <ドレッシング>
 塩・・・適量
 粗挽きコショウ・・・適量
 メイプルシロップ・・・小さじ2
 レモン汁・・・1個分
 発酵ジュース*・・・小さじ1/2
 *なくても美味しくできます。
 <作り方>
 柿と大根はそれぞれ皮をむき、大きさを揃えて薄切りにする。
 ボウルに、<ドレッシング>の材料を入れて混ぜ、柿と大根を和え、器に盛る。
柿を発酵させるとさらにパワーアップ!!
さて、素晴らしい効能を持つ柿を発酵させたら、もっとすごいことになると思いませんか?!
 発酵により、一段と解毒効果が増すこと間違いなしです。
 柿の発酵といえば、「柿酢」が有名ですが、これは、作るのは結構大変です。
 しかし、手づくり発酵ジュースであれば、とっても簡単に作ることができて、旨みが効いた甘味はなんとも言えない美味しさです。
 柿の発酵ジュースを焼酎に入れたり、カクテルにするのも良し。
 スイーツやお料理の甘味調味料としても良し。
 もちろん、そのままお水で割って飲むのも良し。
 搾った後のカスで、非加熱ジャムを作るのもあり!
 ぜひ、お試しください!!







 
 