梅の季節といえば、6月なのですが、最近では気温の上昇のせいか、5月から青梅が並び始めていますね。
「梅」といえば、昔から「三毒を絶つ」と言われています。
三毒とは、「水毒」「食毒」「血毒」のことを指します。
「水毒」は、体内の水分の汚れ
「食毒」は、暴飲暴食や不規則な食事などから体内のバランスが乱れた状態
「血毒」は、血液の汚れ
当然、三毒が体の中に溜まることで体調不良になります。
梅は、この三毒を絶つ(取り除く)食べ物として、昔から重宝されています。
梅を使った健康食が多いのも、うなづけます。
水毒の撃退でむくみを改善!
■ミネラルが豊富!
梅は、人間の組織を作る上で大切な、カルシウム、リン、鉄分など鉱物性の栄養素をたくさん含んでいます。
カルシウムは、リンゴの4倍、鉄分は6倍にもなり、亜鉛やマグネシウム、カリウムも梅の方が多く含んでいます。
カリウムは、神経や筋肉の機能を保つ働きがあるので、不足するとむくみやすくなってしまいます。梅の成分を補えば、余計な排泄物を尿に促してくれるため、むくみの予防にもなるのです。
食毒の撃退で疲労回復&肥満防止!
■クエン酸がいっぱい!
食べ物を消化するには、非常に多くのエネルギーを必要とします。
食べ過ぎや夜遅い時間に食べてしまうと、消化のためにエネルギーを消耗してしまいますので、体力回復のためにエネルギーを使えなくなり、より疲れやすくなるんです。
そこで、その消化を助けてくれるのが、梅なのです。
梅は、約50%がクエン酸、リンゴ酸は約20%前後で、温州みかんと比べて、クエン酸は約4倍、リンゴ酸は11倍から21倍!
だから、疲労回復にもってこいなんです!
■脂肪細胞の毒を排泄し脂肪燃焼を促進!
もし、あなたがいつも疲れやすかったら、細胞の中でエネルギーを作るクエン酸サイクルがうまく働いていない可能性があります。
クエン酸サイクルが不調をきたしていると、食べた物をエネルギーに変える力が弱くなります!
エネルギー不足は即ち、疲労を蓄積させた上に、エネルギーに変えられなかった過剰な糖質を脂肪細胞に変えてしまうため、太ってきてしまいます。
クエン酸サイクルを整える梅を摂取することで、消化効率が良くなり、肥満を防止することできます!
■殺菌力がすごい!
梅干しを食べると食あたりになりにくいと昔から言われています。
梅干しには、食中毒の原因である「黄色ブドウ球菌(MRSA)」や「病原性大腸菌(O-157)」を抑制する制菌作用があり、食中毒を予防してくれます。
お弁当に梅干しを入れておくとご飯が傷みにくいのは、梅干しが殺菌力にとても優れているからです。
■下痢と便秘に!
梅干に含まれている「カテギン酸」が、腸のぜん動運動を促進させて、整腸作用に力を発揮します。
つまり、腸内の炎症を鎮め、ただれている腸壁の組織を引き締め、下痢を止めるのです。
下痢と便秘は、一見正反対の症状のように見えるのですが、いずれも腸が、スムーズに働いていないから起こる症状で、腸のぜん動が活発になれば、どちらも改善します。
*「カテギン酸」は、梅などに含まれ、腸の働きを活発にする効能を持ちます。 マンガンが多く含まれておりイライラを抑えて、精神を安定させてくれます。 便秘や下痢を改善してくれます。 また、にきびや肌荒れ予防及食欲不振の改善の効果もあります。
血毒の撃退で血液サラサラ!
■血液の酸性化を防ぐ!
健康な人の血液は、PH7.3位の弱アルカリ性に保たれています。
たとえば「疲れたなぁ」と感じたときは、血液が酸性になっています。
人間の血液や細胞液が酸性化すると、ドロドロの黒い血液になり、便秘や肌荒れ、貧血、糖尿病、生理不順などさまざまな不健康の原因となってしまいます。
そうならないためには、梅干しのような「アルカリ性食品」を食べて、体内の酸性を中和させれば良いのです。
ちなみに、梅干しは、酸っぱいため「酸性」と誤解されがちですが、実はアルカリ性食品なんです。
いかがですか?
梅の毒出しパワーすごいですね!
さて、梅はそのまま生では食べられませんが、梅干し、梅の発酵ジュース、梅酒、梅味噌など、発酵食品にすることで摂取することができます。
また、発酵させることで、梅が持つ本来のパワーを微生物の力で増大してくれます!
ぜひ、ご自身が好きなものから毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今年も、梅の発酵ジュースを仕込む教室を開催します。
梅と言えば、最高級品種の紀州和歌山みなべの南高梅!
その南高梅を10年以上、自然栽培で作られた農家さんからお取り寄せしています。
普通の市販の梅で、発酵ジュースを仕込んでも美味しいのですが、この梅は別格です。
もう他の梅では・・・と言うほどです。
▼手づくり発酵ジュース教室▼
<6月希少な!自然栽培の南高梅で作る発酵ジュース教室>
※ 終了後に「プラス1000円でお得な発酵ごはん会」あり
午前の部:6/3(月)10:30~13:00
+発酵ご飯会 13:15~14:30頃
午後の部:6/3(月)19:00~21:30
+発酵ご飯会 21:30~22:30頃