発酵ジュースとは?

「発酵ジュース」とは、国産の旬の野菜や果物を砂糖(上白糖)で漬け込み、自分の手でかきまぜて発酵させて作るものです。
「発酵ジュース」は、素材の持つ酵素や栄養素を細胞ごとエキスに抽出するため、少量でも非常に優れた栄養価があり、酵素をたっぷり含んだ濃厚なジュースになります。
 
果物自体でも消化に良いのですが、自然の恵みがギュッと凝縮された酵素ジュースは、とっても効率よく体内に吸収されます。
胃にとどまる時間は、長くて10分程度。なので、代謝が落ちた弱った消化器官にも負担になりません。
「発酵ジュース」は原液のまま、またはお水で割って飲みます。
また、スムージーに入れたり、ドレッシングに入れたりなど、いろいろと応用することができます。
「発酵ジュース」で発酵した後の果物のかすは、かすと呼ぶにはもったいないくらい、そのまま食べても美味しいし、乾燥させてドライフルーツにしたり、スムージーやお料理にも使うことができます。

カラダにもお財布にも嬉しい8つの秘密

1. 発酵することで酵素が倍増!

「発酵」とは、カビ、酵母、菌類などの微生物の働きにより、人の体に有益な物質を作り出す作用のことを言います。
「腐敗」も同じく微生物によって物質が作り出される作用ですが、こちらは「人の体に有害な物質」となります。
「発酵ジュース」は、この発酵により微生物が作り出した「酵素」と、元々、果物や野菜に含まれている「食物酵素」と、もう一つ、私たちが持つ「常在菌」のダブルの酵素が含まれているのです。

2. 常在菌で作るから、世界でたったひとつのマイ酵素

「手づくり酵素ジュース」を発酵させるには、微生物の力が必要です。
しかし、特別な酵母や菌は用意しなくても大丈夫。「発酵ジュース」の発酵には、私たちが誰しもが持っている「皮膚常在菌」を使います。
「皮膚常在菌」というのは、私たちの皮膚に常に存在している微生物のことです。紫外線の害や、病原菌の侵入や増殖を抑える役割を担ってくれている、とても大切な存在です。
皮膚1平方センチメートルにつき、10万から100万個の微生物が住んでいるといわています。皮膚のまわりの8cmほどの空間に、常在菌がただよっていて、オーラのように私たちの体を守ってくれています。
常在菌の種類は多種多様でひとりひとり違います。
赤ちゃんが生まれてくるときに、お母さんの産道を通ってきますが、その産道に付いているお母さんの常在菌を舐めて赤ちゃんは生まれてきます。また、初乳を飲むときのお母さんのお乳の常在菌を引き継いで、成長するに従って、一人一人にあった菌が優勢になって増えていきます。
常在菌の働きを知るための、わかりやすい実験があります。
お塩をご用意下さい。
その塩をひとつまみして、そのままの塩と、手のひらでよくすり合わせた塩を、それぞれ味見してみてください。
いかがでしょう?
手のひらですり合わせたものの方が、まろやかに感じられるのではないでしょうか?
これは、常在菌の働きにより、旨味成分が生じたからです。とても不思議なことなのですが、同じように手ですり合わせた塩でも、他の人のものと自分のとを比べると、自分の方がなじみ深い味になっています。
代々受け継がれているぬか床で漬けた漬け物や、お母さんの作ったおにぎりや手料理がおいしいと感じるのは、なじみ深い常在菌から旨味ができているからとも言えます。
「発酵ジュース」も自分の素手でかき混ぜることによって、材料に常在菌を仕込んでいきます。
なので、世界でたったひとつのマイ酵素が出来上がり、とても旨味があって、自分の常在菌の働きで自分の体を守ってくれるのです!!
常在菌の効果には、素晴らしい効果があることは分かってきました。

  1. 免疫力が高まる!
  2. 腸内環境を整える!
  3. 病原菌の感染を防ぐ!
  4. ビタミンや酵素をつくる!
  5. 発がん性物質など有害物質を分解する!

最近は、大変な除菌ブームですが、除菌剤は有害な菌だけでなく、有益な常在菌も殺してしまいます。
これはとっても残念なことです。
実は、「発酵ジュース」は、除菌した素手てかき混ぜるとあまり発酵しないのです。
もちろん、私たちを取り巻く有害な菌はなるべく避けた方がいいですが、除菌、除菌と神経質にならずに、上手に菌と共存していきたいものです。
また、私たちの精神状態(怒っていたり、落ち込んでいたり)でも発酵が進まなくなったりすることも分かってきました。

3. 手づくりならでは!食物酵素が生きています!

最近では、酵素ブームやファスティングブームも手伝って、いろいろな種類の酵素飲料が市販されています。
植物のエキスを抽出して発酵させたものという点では、「発酵ジュース」も市販の酵素も同じなのですが、市販の酵素飲料と大きな違いがあります。
それは、「発酵ジュース」は非加熱で作っていることです。
酵素は48℃~60℃で、その活性を失うと言われています。
しかし、市販の酵素ジュースは「清涼飲料水」という分類で販売されているため、食品衛生法で63℃以上の加熱殺菌が義務づけられいます。
微生物の発酵によって作られた酵素は熱に強いものもありますが、素材自体に含まれていた食物酵素はその働きを失活していることになります。
一方、「発酵ジュース」は、非加熱で作りますので、素材に含まれている食物酵素も常在菌によって作られた酵素も、全てが生きています。
W酵素のパワーが入っているから、強力な効果を発揮するのです。

4. 酵素だけではなく、ミトコンドリアも!!

非加熱であることには、もうひとつ、重大な利点があります。
「ミトコンドリア」をというのはご存知ですか?理科で習ったことがあるかもしれませんね。
「ミトコンドリア」は、酸素呼吸をする全ての生物の細胞内に含まれる小器官で、ひとつの細胞に数十から数万のミトコンドリアが存在しています。
ミトコンドリアの役割は、呼吸して取り込んだ酸素と栄養素を使って、エネルギーを作り出し、新陳代謝の際に古い細胞や傷ついた細胞、変異した細胞など排除する「アポトーシス」というシステムをコントロールしています。
アポトーシスがうまく機能していれば、異常細胞は早いうちに代謝され取り除かれるのですが、うまく機能しない場合、正常な代謝が行われず、最悪の場合は、異常細胞がガン細胞に変化します。
このように、生命活動の重要な要素を担っているミトコンドリアも酵素と同じく、加齢とともに減っていく他、45℃以上の熱で死んでしまいます。
しかし、「発酵ジュース」は、植物の栄養素を細胞ごと抽出するため、ミトコンドリアも豊富に含まれいているのです!

5. 美味しいから無理なく続けられる!

発酵中のピーチパイン「発酵ジュース」は、果物や野菜の自然な甘さが特徴です。
初めて口にする方もその美味しさにビックリされます。
自分で作ると、自分の常在菌の力でさらに自分の味覚にピッタリの味わい深い味になります。
普段の生活の中で、砂糖たっぷりのスイーツや、甘みのあるお料理は、糖質の摂り過ぎが体に悪いと知っていてもなかなかやめられません。
それは、私たち人間にとって「糖分」が生きていく上で欠かせない栄養だから、美味しくてしょうがないように設計されているからです。
ところが、毎日、「発酵ジュース」を摂るようになると、不思議と砂糖の甘みをあまり欲しなくなります。
それは、ミトコンドリアがエネルギーを作るのに必要な「糖質」が「発酵ジュースから効率よく摂取できるからかもしれません。

6. 手軽に作れるのでコストパフォーマンスも高い!

「発酵ジュース」に使う材料は、旬の果物や野菜と砂糖(上白糖)だけ。
初めに仕込み用の道具さえ揃えれば、あとは、その季節ごとに好きな果物や野菜を選ぶだけ。
旬の素材は、美味しさも栄養素も充実している上に、安く手に入れられること。
例えば、リンゴの酵素を毎日30ml飲んでも、1ヶ月分1,300円程度のコストで済みます。
1本何千円、何万円もする酵素ドリンクを買う必要なありません。
作り方もいたって簡単!
発酵しやすいように、ざっくり切った果物や野菜に砂糖を全体に混ぜて合わせて容器に仕込みます。
約5〜10日間ほどかけ、毎日手で混ぜるだけです。(季節によって発酵の日数が異なります)
また、季節ごとに旬の果物や野菜の酵素を味わう楽しさは、作っている最中から実感して頂けると思います。
旬の果物や野菜を摂ることで、体の中の細胞が喜ぶのが分かります。

7. 発酵後のかすも有効活用できる!

「発酵ジュース」が発酵した後、ジュースを濾しますが、濾した後のかすも有効活用できます!
重要な栄養素は、すべて酵素ジュースの中に入っていますが、濾した後のかすには食物繊維が豊富に含まれていますし、体にやさしい甘味料としても使うことができます。
もちろん酵素の働きも活きていますので、常温のところに置いたままにしていると発酵が進み、かすを入れた容器がパンパンになるくらいです。
スムージーやスープなどを作る際、このかすを入れて混ぜると、旨味がぐんとアップします。
お鍋や煮物の甘味料として使うと、コクのある美味しい味わいになります。お試し下さい。
また、乾燥させて発酵ドライフルーツにしたり、非加熱のジャムにしたりなど、アイディア次第でたくさんの使い道があります。
さらに、食べる以外にも、お風呂に入れて酵素風呂にしたり、ネットに入れて食器洗浄や浴槽洗いなどにも使えます(酵素パワー)。
飲むだけではなく、たくさんの恵みを与えてくれる酵素ジュースは、まさに、「魔法のジュース」です。

8. 作り置きできるのが嬉しい!

「発酵ジュース」は、出来上がったら直射日光の当たらない涼しい場所で保管すれば、長期保存も可能です。
微生物による発酵の働きで、酸化や腐敗を防ぐ働きがあるからです。
朝、500mlくらいのスムージーを作る際、大さじ1杯程度の搾りかすを入れると、常温で持ち歩いても、夜になっても色も味もほとんど変わらないという不思議な体験にビックリします。
微生物の酵素パワーをぜひ感じてください。

発酵ジュース 5つのすごい効果!!

1. 甘くて美味しいのに痩せてリバウンドしにくい!!

「発酵ジュース」は食物酵素を補い、消化酵素をサポートしますので、代謝酵素が活性化し、代謝が上がることで、余分な脂肪燃焼を促進してくれます。
エネルギー代謝を司るミトコンドリアも豊富に生きたまま取り込めるので、さらに代謝がアップします。
細胞レベルで、エネルギーが体中に行き渡り、脳が満足するので、自分に適切な量、食べ物が分かるようになるので、食べ過ぎの心配もなく、代謝も上がるのでリバウンドすることがありません。
美味しくて、さらにコストがかからないので長続きするので、実践されている方は結果が付いてきます。
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2. アンチエイジングに効く!

新陳代謝が活発になり、皮膚のターンオーバーが正常化するので、アンチエイジング効果が絶大です。
くすみも取れ、艶やかなハリのある肌、潤いに満ちたモチモチ肌になります。
老廃物がスムーズに代謝されることで、吹き出物やたるみや毛穴の開きも改善します。
体験者の中には、重度のアトピーや乾燥肌だった方が、みるみる改善した例もあります。
お肌だけでなく、爪や髪の毛も丈夫になり、艶が増します。
ずーっと気になっていた手のシミがいつの間にか消えた!白髪が減ったなどと言った嬉しい声も聞きます。

3. 自然な味覚が戻ってくる!

「発酵ジュース」を飲み続けていると、体が本来の機能を取り戻し、感覚が冴えてくるのが分かります。
体が本来求めているものを美味しいと感じるようになります。
この味覚の変化には個人差がありますが、味覚を感じる味蕾細胞が3週間で入れ替わるので、飲み始めてから3週間が目安となります。

4. 不調が消えて元気になる!

酵素の力で底上げされた体は、免疫力が高まります。
多くの方が食事を摂っている(お腹がいっぱい)にもかかわらず、栄養不足になっています。
しかし、「発酵ジュース」を飲むことで、それまで栄養不足で正常に働けなかった約60兆個の細胞の隅々まで栄養素が行き渡るようになるので、エネルギーに満ちた状態になります。
その結果、細胞が正しく働くようになり、不調が改善されます。
便秘症や低体温症、頭痛、更年期障害、睡眠障害、生理前症候群、疲労が改善されたと多くのの声を頂いています。
夜もぐっすり眠れて、朝はスッキリ目覚め、体がとても軽い。一日活発に動いても疲れを感じない。こんなライフスタイルを送るのも夢ではありません。

5. からだが変わると生き方も変わっていく!

「発酵ジュース」には、不思議な力があります。
「発酵ジュース」を飲み始めると、まるで花が開くようにイキイキし始める方がとても多いのです。
自分のことや周りの方を受け入れられるようになって、「自分のことが好きになりました」と語ってくれたり、やってみたかった夢にチャレンジし始めたり、自信をもって積極的に行動できるようになったり、抑うつ状態が改善して穏やかな気持ちで毎日を過ごせるようになったり、出会いやチャンスに恵まれ出したりと、人生を謳歌するようになります。
心と体はつながっていると良く言われます。体(体質)が変われば、心も変わります。
そして、いつの間にか生き方も変わっていることに、きっと気づくはずです。

「発酵ジュース教室」に参加してみませんか?

IMG_0207「発酵ジュース」を作ってみたくなったのではないでしょうか?
あなたの体内に溜め込まれた毒性物質などを強力にデトックスして、自然界が教えてくれた魔法のジュースを あなたも一緒に作ってみませんか?
ATTiVAでは毎月、国産のこだわりの旬の素材を有機農法やエコフアームの生産農家さんや有機野菜を扱っている卸専門の会社から直接お取り寄せしています。
個人ではお取り寄せしにくい極上の素材を使って、クラスのみんなと一緒に楽しく漬け込んでいます。

月ごとに変わる美味しい素材

※2016年〜2017年のメニュー
農家さんの生産状況による素材が異なる場合があります。
2〜3月 奄美諸島のタンカンや静岡の黄金柑や柑橘類
4月 驚きの美味しさイチゴとハーブ
5月 希少な西表島のピーチパイン
6月 自然農法の南高梅(青梅・木熟梅)
7月 うっとりの味わい!ブルーベリーと桃
8月 希少な自然農法!スイカと葡萄
9月 スーパーフード野生の島みかん「ヤマシークニン」
10月 「奇跡のリンゴ」木村さんのお弟子さん三上さんのリンゴ
11月 30種類で漬ける!「秋の酵素」
12月 極上キウイ
冬至から立春まではお休みとなります。

発酵ジュース教室・ワークショップの内容

発酵ジュースの作り方

  1. 発酵ジュースとは?
  2. 常在菌のすごい働きついて
  3. 白砂糖を使っても大丈夫なの?
  4. 発酵ジュースの仕込み
    ・出来上がり約1リットル分の有機栽培の食材と砂糖込み
  5. 発酵ジュースについてあれこれ質問タイム
    ・経験豊富なむっちゃん先生が酵素の秘密を伝授!
  6. 発酵ジュースに仕込む、美味しい果物の試食!
     ・むっちゃん先生発酵ジュースや発酵フルーツの試飲・試食

大好評!一緒に作ろう発酵ジュース教室

発酵ジュース教室は、毎月、旬の素材を使っての教室を定期開催しています。
また、「発酵×ローフード」をより深く知りたい、また「発酵ジュース教室」を開催したいという方のための『発酵ジュースインストラクター』の資格取得のコースをご用意しています。まずは、「発酵ジュース教室」からご参加下さい。

 

遠方で教室に通えない方はこちら

遠方や海外にお住まいの方で、なかなか東京のATTiVAリビングフードアカデミーに通えない、しかし、手づくり発酵ジュースを作りたい、という方のために、下記の素材で学習することができますので、参考にしてみて下さい。

学長・森 睦美の著書

ATTiVAリビングフードアカデミー学長の森 睦美の著書に、酵素ジュースの詳しい作り方が載っています。
  

森 睦美監修の酵素ダイエット

ネットでもわかる!つくり方 「目指せ、酵素美人!手づくり特集」Karada Manager)
目指せ、酵素美人!手づくり特集
http://au-karada.auone.jp/contents/p/allmem/kouso/index.html

まもなく開講!『手づくり酵素ジュース・オンライン講座』

また、2016年11月下旬に、ご自宅のパソコンや移動中のスマホなどで学習することができる『手づくり酵素ジュース・オンライン講座』が開講します。スタートしましたら、また詳細をお知らせ致します。